去る10月5日(日)に横浜市役所1階のアトリウムにて、里親制度啓発トークイベントを開催いたしました。
当日は約100名の方に足をお運びいただきました。
ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
今年のテーマは「出逢い~ココから始まる里親家庭の物語~」でした。
トークイベント会場の隣スペースにて行われた<フォスター写真展>、<よこはまポートファミリー応援マルシェ>は、会場を温かく華やかな雰囲気で彩って下さいました😊
トークセッションの開始前には、<聖光学院グリークラブ&横浜女学院コーラス部による合唱>を行い、「出逢い」をテーマにした聴きなじみのある曲などを披露していただきました🎹
そして、メインイベントの<トークセッション>では、
里親家庭出身のぴあ応援団で活動されている学生さん、横浜市内の里親さんご夫妻、フォスター写真展代表の静岡大学教授白井千晶先生、里親支援専門相談員の方をお招きし、里親子さん同士の出逢いから、施設と里親家庭の違いや出逢いによって変化したこと、よかったことなどをお話しいただきました。
トークテーマ「出逢いがくれたもの」でのメッセージを一部紹介します。
- ぴあ応援団Yさん
「里親さんに出逢えたことそのものが良かった」と話され、「安心して帰れる所がある、気軽に相談できる人がいる、やりたい事を応援してくれる。」ことがYさんにとっての家族観と伝えてくださいました。
- ぴあ応援団Aさん
里親さんと出会って考え方が一番変化したと感じたとお話しされました。一時保護施設の頃は、周囲の人の入れ替わりも激しくてなかなか環境に馴染めず、自分の将来に対する不安からネガティブな考え方になってしまうことが多くあったそうです。そこから里親家庭との出逢いで、「自分のことや将来についても前向きに考える時間を多く持てるようになりました。」と語って下さいました。
- 里親さん
委託されたお子さんとの生活の中で、「一つ一つの成長を感じた時や、楽しそうに笑ったり、おいしそうに食べたりする姿を見て、こんなにただただ嬉しいという感情は、夫婦だけの生活では感じられなかったと思う」と語られ、「そんな気持ちを持たせてくれたことだけでも出逢えてよかった」と伝えてくださいました。家族の在り方について「夫婦も他人同士で結ばれるものだから人と人のつながりは血縁だけじゃない」とメッセージを伝えてくださいました。
- 里親支援専門相談員さん
「里親さんのお家に引っ越しする前に、子どもへこれまでの生い立ち整理というのを行う時に、当時5歳だった子どもが『もっと早く会いたかった』と言いました。自分だけを見てくれるこの里親さんとの出逢いを待っていたんだな、出逢えてよかったと思ったんだなと感じました。」と、実際の支援の中でのエピソードをお話しくださいました。
ファシリテーターを務めてくださった白井教授は、ご登壇いただいた皆様の深い想いを引き出して下さり、里親家庭に関わる当事者の方たちのリアルな言葉に、会場にいた方にも心に残るものがあったのではないかと思います。
アンケートでも、「生のお話が聞けてよかった」「登壇者の方が赤ちゃんから受託されている里親さんと、小学生、中学生から委託された当事者の方、ということで、いろんな委託の形があることがわかった」とお声をいただきました。
ぴあ応援団の活動をサポートされている社会福祉法人 朝日新聞厚生文化事業団様のHPでも、今回のトークセッションの様子をご紹介いただいております。ぜひご覧ください。
「里親制度啓発トークイベント」(横浜市主催)で、応援メンバーがお話をさせていただきました | 最新のお知らせ | 社会福祉法人 朝日新聞厚生文化事業団
今回のイベントに参加してくださった方たちに、少しでも里親制度・里親家庭への理解を深めていただくことができていたら嬉しい限りです。貴重なお話を届けて下さった登壇者の方々に改めてお礼申し上げます。



当日の様子やマルシェにご出店いただいた皆様の情報をInstagramでも紹介しております。ぜひ、ご覧ください🌸
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